ハンコック(ウィル・スミス)の癖は、すぐに物を投げることです。車を放り投げてビルの尖塔に串刺しにしたかと思えば、死んで打ち上げられた鯨を海に投げてヨットを沈めてしまう。 いじめっ子のミシェルだって生意気な口をきくからと空高く放り上げてしまう。 もちろんこのハンコックの行動は、どこかの政党総裁がすぐに首相の責任を放り投げることへの揶揄ではないんですが、その「投げやり」な態度が人々の非難を招くことは確かなわけですね。 でも実はそれは逆なんだと考える人間もいて、その代表がレイ(ジェイソン・ベイトマン)です。 彼は人々の冷淡さこそ、ハンコックを自暴自棄や「投げやり」な行動に走らせていると考えている。 だから、もし人々が本当にハンコックを必要とするときがくれば、彼の姿勢を改めることは可能だと考えるわけです。 そして事態はレイの思わく通りに進んだと考えていいでしょう。 もっとも映画はそれだけで終わりはしません。 最後にもう一度、ハンコックが自分自身を投げ出すときがやってきます。 ただしそれはそれまでのように自暴自棄や「投げやり」な態度によるものではなくて、無償の献身からです。 彼は愛する人を救うために、繰り返し、自分自身を空高く投げ出し地上に落下します。 この映画のちょっと唐突なストーリー展開には賛否両論あるようですが、もちろんそこには作り手なりの理由がいくつかあって、この「投げる」という彼の行動を完結させるということもその一つなのでしょう。 このハンコックは確かに誰かに似ている、とあれこれ考えたあげくようやく思い至ったのが『荒野の決闘/いとしのクレメンタイン』(1946、ジョン・フォード監督)のドク・ホリデイ(ヴィクター・マチュア)です。 もっともドク・ホリデイは『荒野の決闘』の主人公でもなくヒーローでもありません。 映画自体ももちろん『ハンコック』と『荒野の決闘』とは似ても似つかぬ作品です。 ただ元有能な外科医だったドク・ホリディは、たぶん病気のために西部の流れ者になって身を持ち崩していて、半ば自暴自棄気味に毎日賭博と酒に溺れて飲んだくれているんですね。 その落ちぶれぶりが、記憶の中でハンコックとつながったんだと思います。 ドク・ホリデイもまた最後は、無償の献身のためにワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)とともにOK牧場の決闘へと向かったのでした。 「weekly? ぱんだnoきぐるみ」ご訪問ありがとうございます。 ●参加してみました(映画ブログランキング 映画評論・レビュー部門)。
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ハンコック
凶悪犯罪が発生したら、空を飛んで現場へ急行。 スーパーパワーですぐさま解決。 でも飛行中にビルに激突、着地失敗で道路は崩壊、「やりすぎパワー」 は大迷惑! でも反省の色ナシ。 そんな嫌われヒーロー、ハンコックに助けられたPRマンのレイは、お礼に彼の「愛されるヒーロー」へのイメチェン大作戦を計画する…。 超人ヒーロー・アクション・コメディ。 ...続きを見る |
象のロケット 2008/09/03 18:58 |
【2008-202】ハンコック
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ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!... 2008/09/07 23:37 |
映画:ハンコック 見てきました。
プロバイダにブログを削除され、映画を観てもブログにできるかどうかわからないし、映画を観る気分でもなかったんですが、家にいてもすることないしハンコックを観てきました。 ...続きを見る |
よしなしごと 2008/09/27 10:07 |
ハンコック
分野的にはアクションになるのかなぁ? ただコメディータッチな部分もあるのでそれなりに楽しめました。 ...続きを見る |
前向きに進みたい!!うつな自分 2009/04/02 11:12 |
死が二人を分かつまで
みんな「ass hole」って云いすぎ! チンピラは兎も角、子供もキレイなおねえさんも口を開けば「ass hole」だ。翻訳家も苦心の「クズ」扱い。あ、戸田奈津子か。 まわりから絶えず「ass hole」と呼ばれたら、いくら温厚な人間でもそりゃ怒るよ。 ...続きを見る |
MESCALINE DRIVE 2009/04/25 22:26 |
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