しばしお休み。

これまでも更新をずっとサボっておいて今さらお休みもないものですが。 ここ数年介護やら何やらで思うように更新できなかったのが、 そろそろ再開できるかな、と思ったところで 今度は自分が闘病生活に入ることになりました。 この間見た映画、たとえば『アウトレイジ 最終章』や『15時17分、パリ行き』について、 ひと言触れようかと…

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怒りは増殖する。 ~『シン・ゴジラ』と『怒り』

前回の更新からすでに8か月。 こちらの更新同様、ふと思い出して訪れてくださる方もいるだろうことを期待しつつ。 今回は『シン・ゴジラ』について思うことを少し。 なぜ多くの人が「たかが怪獣映画」であるはずの『シン・ゴジラ』に共感するのか。 もちろん、「たかが怪獣映画」以上のものを孕んでいるから、なんだろう。 たとえ…

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歴史認識の方法 ~『キャロル』と『ブリッジ・オブ・スパイ』

歴史認識の方法を、大ざっぱにふたつに大別してみましょうか。 ひとつは、時間の流れの中に視点が置かれる場合。 たとえば「現在の私たちから見ると…」というような前置きで語られる過去がこれにあたるでしょう。 もうひとつは、過去のある時点での社会そのものの中に視点が置かれ、時間軸が存在しない場合。 これはその当時生きていた人々が見ていた…

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フランス映画史の水脈 ~『あの頃エッフェル塔の下で』(アルノー・デプレシャン監督)

フランス映画に流れる大きな水脈のひとつがここにある。 僕(たち)はその水脈に魅せられた最後の世代なのかもしれません。 ジャン・ヴィゴ、コクトーからトリュフォー、ゴダール、、、 いわば『恐るべき子供たち』の流れでしょうか。 その水脈に、デプレシャン監督も名を連ねていることを、改めて確認させてくれるのが『あの頃エッフェル塔の下で』と…

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右よし、左よし、青い空。 ~『恋人たち』(橋口亮輔監督) 

映画というのは「具体的なもの」の積み重ねでできています。 一方で人の脳は、五感からの信号を不断に抽象化し物語化しようとする。 だから監督や俳優たちは、そんな脳の営みから、ひたすら逃げ続けることで映画を作り上げているわけですね。 僕(たち)のようなフツウの人間にはとても真似のできる芸当じゃない。 たとえばこの作品を撮った橋口亮輔監…

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ゴダールの3D、イーストウッドの砂塵。

前回、年末に更新した折に、もう一度このブログの方向性を考え直す、と書きました。 その方向性がはっきり決まったわけではないんですが、それでもその一歩として、過去のエントリーを消去することを考えています。 少なくとも「漫然と」「書き続け」られた「映画の『レビュー』」を放置しておく理由が見つからないからです。 これまでコメントやトラック…

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フランス映画社の破産に思う

一年以上に渡ってこのブログを放置しているうちに、少なからず僕の人生に影響をもたらしてくれた人々が何人も亡くなってしまった。 個人的には父も他界した。 今日はそうした人々のひとり、ムーンライダーズのかしぶち哲郎氏の命日でもある。 でもかつて多少なりとも映画の仕事をしていた者としてここに書くべきだと思ったのは、フランス映画社の死、…

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